『音楽映画』観ずに死ねるか!by カクタス小野

音楽をテーマにした映画を観た感想と、偏った評価?をしてます。
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
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    総合評価点: 84点(100点満点中)
    楽器、歌のリアル度:★★★★
    笑い、オフザケ度 :★
    重さ、シリアス度 :★★★★★
    音楽のジャンル :ロック
    時代設定 :1980〜1990年ころ
    舞台設定 :東ベルリン、アメリカ

     

    昨年末に、何故か異常に話題になった音楽映画「ボヘミアン・ラプソディ」ご存知でしょうか?

    1970年台後半に活躍したイギリスのスーパーバンド「クィーン」のボーカリスト「フレディ・マーキュリー」の物語です。

    フレディ自身はHIVに感染し、45才で短すぎる生涯を終えました。

    インド系ゾロアスター教徒の両親を持ち、性的には両性愛者であったそうです。世界的なロック・スタートしては、触れてほしくない面を持ちながらの活動は、葛藤が多かったと想像します。
    前段が長くなりましたが「ヘドウィグ」というこの映画にも共通する世界観があるなと思いました。

    主人公は冷戦下の東ベルリンで男として生まれて、数年間アメリカ兵の父から性的におもちゃにされます。

    成人になってから性的に女になるために手術を受けるも失敗して、取らなきゃいけないものが1インチだけ残ってしまいます。
    その状態でアメリカに渡りロック歌手を夢見るんですが、うまくいきません。

    自分が男なのか女なのか?足りないものが何なのか?
    ベルリンの壁は崩壊したけど、自分の精神や肉体の壁は高いまんまなんです。

    世間様に対して、疎外感を持って生きなければならない人達に勇気を与えてくれる映画です。

     

    | アメリカ(ポピュラー系) | 11:31 | comments(0) | - | ↑TOP
    グレイテスト・ショーマン
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      総合評価点: 78 点(100点満点中)
      楽器、歌のリアル度:★★★★
      笑い、オフザケ度  :★
      重さ、シリアス度  :★★
      音楽のジャンル :ポップス
      時代設定 :1840年ころ
      舞台設定 :ニューヨーク
      ミュージカル

       

      昔から世界中で、見世物として奇異な形の動物や人、その行為等を有料で見物させていました。19世紀アメリカでは、フリーク・ショーと言ったらしいです。この映画は、近代フリーク・ショーの祖「P.T.バーナム」の物語です。
      主演は、ヒュー・ジャックマン。どっかで観たことあるなあと思ってました。この映画と同じくミュージカル作品「レ・ミゼラブル」の主役の人。あの映画でも素晴らしい唄と演技でした。
      2016年「ラ・ラ・ランド」の大ヒットで、近年ミュージカル作品にスポットがあたってるそうですが、この作品の音楽担当が同じ「ラ・ラ・ランド」の方だそうです。素晴らしい楽曲・歌唱そして壮大なセットとCGを組み合わせた映画で、観衆を飽きさせない作りになってます。そしてサクセス・ストーリーの裏には、隠されたメッセージもあるような気がしました。
      アメリカでの白人至上主義団体の勃興、黒人に対する警察の暴力・発泡・犯罪検挙率増加の問題。昨今の日本であれば優生保護法絡みの強制不妊問題や、ハンセン病政策、灯りの見えないLGBTの問題等、マイノリティに対する人々の意識と差別。
      バラエティ番組に無くてはならないマツコ・デラックスさんや、太った芸人さん達を面白がっている視聴者は、現代のテレビ版フリーク・ショーを観ているわけですね!

      | アメリカ(ポピュラー系) | 09:35 | comments(0) | - | ↑TOP
      ハレルヤ
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        総合評価点:76点(100点満点中)
        楽器、歌のリアル度:★★★
        笑い、オフザケ度   :★
        重さ、シリアス度   :★★★★★
        音楽のジャンル :ゴスペル
        時代設定 :1920年代
        舞台設定 :アメリカ南部

         

        1929年制作の黒人しか出てこないミュージカル映画です。

        教会で牧師さんの熱のこもった説教に、人々が興奮していって歌い踊りトランス状態になっていきます。

        口々に「ハレルヤ!ハレルヤ!」

        「ハレルヤ」ユダヤ教から来たキリスト教に残る祈りの言葉。

        ヘブライ語です。

        「主をほめたたえよ」の意味らしいです。

        ここ数年、音楽の歴史に興味を持ち始めて、ちょこちょこ調べたりするのが常です。

        アメリカの音楽界や映画界、演劇界を席巻している方々を見ていくと、

        頻繁に出てくるのがユダヤ系の人達です。

        キャロル・キングもボブ・ディランもユダヤ系です。

        そんなこんなで、最近はイスラエルや聖書の話まで頭を突っ込んでしまっています。

        元々アメリカの黒人音楽にはゴスペルの影響は強烈に残っていますし、

        白人支持者がほとんどのカントリー・ミュージックもキリスト教福音派の人が多いんじゃないでしょうか?

        結婚式に牧師さん、クリスマスやバレンタインに熱を上げる日本人には、

        ぜひ今度から素敵なことがあったら「ハレルヤ!」っと叫んでもらいたいと思っています?

        もちろんこの映画をじっくり鑑賞するのは必須です!

        | アメリカ(ポピュラー系) | 10:17 | comments(0) | - | ↑TOP
        シング
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          総合評価点: 99 点(100点満点中)
          楽器、歌のリアル度:★★★★★
          笑い、オフザケ度  :★★★★★
          重さ、シリアス度  :★★★
          音楽のジャンル :ポップス、ロック
          時代設定 :2015年ころ
          舞台設定 :アメリカ、ロサンジェルス?
          ミュージカル

           

          今年公開で超話題になった、動物たちが主人公のミュージカル・コメディのアニメ映画です。

          あのミニオンズの会社が作っているから期待して観ました。

          期待以上の素晴らしい映画でした。
          再起をかける劇場主のコアラと歌手デビューを夢見る動物たちが主人公です。登場人物一人一人(一匹?一頭?)のキャラクターが際立っているのもしかりですが、それぞれの抱えている問題や悩みの解決まで含めて進んでいくストーリ展開が際立っていました。
          アメリカやイギリスの連続もののテレビドラマもよく観るんですが、脚本の素晴らしいものが多いですね。

          お金の掛け方も凄いからなんでしょうが、視聴率が悪いと途中で終わったりするのはどうかとも思うんですが?
          映画の中で何回か出て来る印象的な台詞がありました。

          たぶんこの映画のテーマのひとつなんじゃないかとも思われました。
          劇場主のコアラのバスターが、ショーの初めに「生きとし生ける全ての皆さん!」と呼びかけます。

          人間様も含めた全ての生き物に等しく「音楽と愛を届けますよ〜!」というメッセージなんじゃないかと私は思いましたが、どうなんでしょう?

          | アメリカ(ポピュラー系) | 10:26 | comments(0) | - | ↑TOP
          ジャージー・ボーイズ
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            総合評価点: 74 点(100点満点中)
            楽器、歌のリアル度:★★★★
            笑い、オフザケ度  :★
            重さ、シリアス度  :★
            音楽のジャンル :ポップス、リズム&ブルース
            時代設定 :1960年代
            舞台設定 :アメリカ、ニュージャージー

             

            監督が、クリント・イーストウッドだと言うのに驚きました。

            雰囲気は中々渋くていいかな~と思って観始めたんですが、

            典型的なロック・バンド成功物語でした・・・・

            | アメリカ(ポピュラー系) | 09:55 | comments(0) | - | ↑TOP
            THIS IS IT
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              総合評価点: 88 点(100点満点中)
              楽器、歌のリアル度:★★★★★
              笑い、オフザケ度  :★
              重さ、シリアス度  :★★★
              音楽のジャンル :ソウル、リズム&ブルース
              時代設定 :2009年
              舞台設定 :ロンドン
              ドキュメンタリー

               

              50才で急逝した謎の多いスーパースター「マイケル・ジャクソン」のドキュメンタリー映画です。

              亡くなってしまった年に予定されていた50ヶ所のイギリスでのコンサートツアー。

              そのツアーのためのダンサーのオーデションや、本番さながらのリーハーサルの映像やサウンドは、凄すぎて「圧巻」の一言では言い表せない程です。
              アメリカに黒人が連れて来られなければ、こんなエンターティメントは出来上がらなかったんだろうな〜と感慨しきりでした?
              ステージ上のミュージシャンが約12人、ダンサーが約20人、殆どが黒人系。

              常々痛感するんですがアフリカ系の黒人は、白人に比べて手足のバネ、瞬発力、天性のリズム感は、別物のような気がするんです。歌も含めて黒人には特別な身体能力があると思っていますが、いかがでしょう?
              方や日常の家庭生活にほとんど音楽や楽器がない家庭の多いこの日本国、ダンスが中学校の授業に取り入れられるというのには、わたしは疑問符を付けざるを得ません。教える先生も大変やし、リズム感的には中学生じゃ手遅れだって言う気もします。

               

              もちろん自分が楽器を演る立場からの偏向した意見ではありますが・・・?

               

              | アメリカ(ポピュラー系) | 10:57 | comments(0) | - | ↑TOP
              ナッシュビル
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                総合評価点:78点(100点満点中)
                楽器、歌のリアル度:★★★★
                笑い、オフザケ度  :★★
                重さ、シリアス度  :★★
                音楽のジャンル :カントリー、ブルーグラス
                時代設定 :1976年
                舞台設定 :アメリカ、テネシー州ナッシュビル

                 

                監督は、朝鮮戦争に従軍した可笑しな軍医たちを描いた映画「MASH」で有名なロバート・アルトマン。

                「MASH」もベトナム戦争への批判を込めて作られたと思われますが、この映画もかなり屈折しています。
                ベトナム戦争への批判、ケネディ暗殺、ウォーターゲート事件による大統領への失望、いびつな銃社会、それらに目を背けてアメリカ建国200年を盛り上げようとするカントリー歌手とナッシュビルというブラック・コメディ映画です。
                ナッシュビルという街は、カントリーミュージックの聖地と言われています。
                そこの名前を冠した映画だったので、カントリーの素晴らしさを描いてるのかとイメージしていましたが、まったく違いました。
                かと言って音楽的にレベルが低いわけではないんです。

                カントリーやゴスペルを歌う殆どの役者さんが、本人が実際歌っているし曲や詞まで書いているそうです。ここまでは、中々出来るもんじゃないと感心しました。
                どうして今年トランプさんが大統領になったのか?アメリカの状況が、この映画で描かれている時期の大統領ジミー・カーターの登場とよく似ているみたいです。

                しかし、お騒がせトランプさんは任期を全うできるんでしょうか?

                | アメリカ(ポピュラー系) | 11:39 | comments(0) | - | ↑TOP
                Dearダニー 君へのうた
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                  総合評価点:73点(100点満点中)
                  楽器、歌のリアル度:★★★
                  笑い、オフザケ度 :★
                  重さ、シリアス度 :★★★
                  音楽のジャンル :ポップ、ロック
                  時代設定 :2000年ころ
                  舞台設定 :ニュージャージー

                   

                  アメリカの典型的な往年のロック・スターを

                  アル・パチーノが好演しています。

                  彼の大ヒット曲「ベイビー・ドール」が酷すぎる。

                  わざとあんな曲にしてるんでしょうね。

                  あの曲のプロデューサーが、たしかドン・ウォズだったけど・・・・?

                  | アメリカ(ポピュラー系) | 16:57 | comments(0) | - | ↑TOP
                  ヤング@ハート
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                    総合評価点:89点(100点満点中)
                    楽器、歌のリアル度:★★★★★
                    笑い、オフザケ度 :★★
                    重さ、シリアス度 :★★★★
                    音楽のジャンル :ロック、R&B
                    時代設定 :2000年代
                    舞台設定 :アメリカ
                    マサチューセッツ州ノーサンプトン
                    ドキュメンタリー

                     

                    舞台はアメリカの田舎町、平均年齢80才のロックを歌うコーラス・グループのお話しです。
                    目標とする記念コンサートの練習期間中に二人の主要メンバーが亡くなるという試練も乗り越えて、歌い・叫ぶ?じいちゃん・ばあちゃんたちの姿には、笑いながらも感動の涙を流してしまいます!
                    彼らは、健康やリハビリのために歌っているわけではないんです。
                    生きるために、生きる意味を探しながら歌っているんじゃないでしょうか?
                    そして彼らのコンサートは有料なんです。お金を取って歌を聴かせるという意味では、プロなんです。
                    日本の介護施設などで、童謡などを歌っている(歌わされている)映像を見ると、自分だったら耐えられないと思います。そう思われる方も多いんじゃないかと思います。自分ならではの趣味・嗜好って、とても大事なんじゃないでしょうか?
                    限りある人生、どんな時間を過ごすのか、この映画が考えさせてくれました。

                    | アメリカ(ポピュラー系) | 11:19 | comments(0) | - | ↑TOP
                    黄金のメロディ マッスル・ショールズ
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                      総合評価点:95点(100点満点中)
                      楽器、歌のリアル度:★★★★★
                      笑い、オフザケ度 :ナシ
                      重さ、シリアス度 :★★★
                      音楽のジャンル :サザン・ソウル、サザン・ロック
                      時代設定 :1960〜
                      舞台設定 :アラバマ州マッスル・ショールズ

                       

                      アメリカ南部の小さな町の小さなレコーディング・スタジオから

                      産み出されたサウンドは、なぜ世界中の音楽ファンや

                      名だたるミュージシャンまでもドキドキさせたのか?

                       

                      黒人も白人も、カントリーもリズム&ブルースも

                      垣根はないんだということ、お互いが必要なんだということ

                      よく分かる映画です!

                      映像もサウンドも「グッと来るぜよ〜!」

                      | アメリカ(ポピュラー系) | 17:07 | comments(0) | - | ↑TOP